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ジャンボタニシはこれで解決か!?

 小田原市立千代中学校の1年生は、小田原版STEAM教育の一環で「農家の困りごと」であるジャンボタニシによる稚苗の食害を学び、解決策を考えています。同校は周りが田んぼに囲まれた稲作が盛んな地域。生徒にとってジャンボタニシは日頃から目にする存在で、農家が直面している課題の一つです。
 12月16日には、上府中地区まちづくり委員会農業プロジェクトのメンバーやJAかながわ西湘成田支店の職員を招き、生徒たちが考えたジャンボタニシ対策を発表しました。腰を曲げずにジャンボタニシを捕獲する方法や偽物の稲を使った対策など創意工夫に富んだアイデアが並びました。
 参加した農家は「地元の農業について理解を深めてもらえてうれしい。生徒たちの豊かな発想を生かし、ジャンボタニシ対策に取り組みたい」と話しました。

※小田原版STEAM教育とは総合的な学習の時間を軸として生徒が、地域の問題に向き合い、各教科で学んだことを生かして探求し、よりよい社会を実現しようとする社会力を育成するもの。同校では1年生が上府中地区まちづくり委員会とJAかながわ西湘成田支店の協力を得て米作りを体験し、地域への理解を深めています。

アイデアを発表する生徒たち
生徒から対策の内容を聞く農家(中央)